
「レーダー捕捉UFO事例の研究」
地道な研究活動からUFOを論考
国内研究者による優れたUFO研究書
この本は3部構成となっており、第1部では1956年8月、イギリス東部のレイクンヒース空軍基地で発生した“レーダー捕捉UFO事例”を基地管制官の手紙やブルーブック報告を基に、技術的見地から詳細に再検証し、著者自身の考察を加え、UFO地球外由来説を論証した労作です。
第2部では1952年、ワシントンナショナル空港で発生したレーダーによるUFO捕捉事例を当時の記録資料を基に、詳細に分析、再構成しています。
レーダー記録の分析から、著者はそのUFO挙動について、地球側の軍事的対応性をチェックするため、レーダー装置に“偽目標”を結像させた“ECM欺瞞行動”だったとしています。この“ステルス・ECM欺瞞テクニック”についも詳しく説明されています。
これら二つの事例から著者は、レーダー捕捉された飛行物体を、地球の技術的水準をはるかに凌駕する地球外知性体の操縦する飛行物であると結論付け、独自の視点からその飛行目的を導き出しています。
この本が提示している真の恐ろしさは、レーダー捕捉されたUFOの操縦者たち、地球外知性体は、当時の地球の軍事技術を子供のおもちゃ同然にからかい、その反応を観察している構図を描き出した、という点にあると思われます。
圧倒的な技術力の差、それを見せ付けられたとき、人類はどのような判断を迫られるだろうか。服従か、共存か、応戦か・・・。UFO問題の本質が、かくも厳しく情報管理されているその真相を垣間見るようであり、封じられた真実の恐ろしさを「知らない」、あるいは「嘲笑の対象」に放置しておくことでわれわれ「市民の幸せ」が維持されているのかもしれない。
知名度の高い国内のUFO研究家がセンセーショナリズムな出版や放送番組に走りがちな中で、この書は地道な研究活動を通して入手した資料を「レーダー技術」の視点から再検証し、論考したUFO研究書として他に類例を見ない優れた内容であると私は思いました。
レイクンヒース基地の夜間管制官がコンドン委員会あてに提出した手紙は、「ハイネックの未知との遭遇リポート」(J・A・ハイネック/青木榮一訳/二見書房/1978)にも収められています。
桑原恭男・玉置紀夫・百田克也共著/開成出版/2000年11月
ハードカバー173ページ 9,000円
問い合わせは以下のサイトへ。
http://www.sspc.jpn.org/
2001.12.31
レイクンヒース基地の夜間管制官の
手紙を収めた「ハイネックの未知との
遭遇リポート」
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---aquara