変死牛の精密検査
昨年10月16日、ユタ州北東部の農場で発見された3歳の雌牛の死体を3人の
専門家が精密に調べた報告書がインターネットに掲載されています。
いわゆるキャトル・ミューティレーションは、リンダ・ハウ女史の取材報告
で注目されるようになりましたが、依然としてその死因に関して諸説紛々の状
況が続いているようです。
今回のケースでは、被害牛の左眼とその回りの表層組織および左耳が切除さ
れた状態で発見されました。死因に関して毒物、生体の組織構造、化学の各面
から徹底した検死解剖が行われました。
(1)切除された左眼の周囲の表層組織と左耳は、鋭利な器具類が用いられた
ことが獣医学の複数の専門家によって確認された。
(2)これらの切除に高熱を発する器具が用いられた証拠はない。
(3)家畜が暴れた形跡や足跡はない。
(4)ホルムアルデヒドを含む青色のゲル状物質が眼、耳、肛門から発見され
た。(この物質はガスクロマトグラフィーによる成分分析が行われた)
(5)牛の心臓は寸断されていたが、心膜は損なわれていなかった。
(6)2種類の妊娠試験に対して陽性を示したが、検死時点において胎児は存
在せず、流産した徴候もなかった。
(7)血液中に塩化カリウムが高いレベルで含まれていた。
(8)肝臓内の銅とビタミンAのレベルが極度に低かった。
(9)首の周りにひどい皮下出血が認められた。
(10)細菌、ウイルス、毒物の各面からの精査では正常であった。各分野から
の検査データを総合すると、この牛は通常の死に方をしたものではないことが
示されている。
以上がこの検死報告のあらましです。まあ、虫とかコヨーテなどの食肉獣の
仕業であるという説には目もくれていない、といっていいでしょう。
詳細についてはカラー写真付きの報告書(1.12MB)で確認していただくとし
て、この調査を行ったのは航空宇宙・天体物理学、獣医学、分子生物学・生化
学のそれぞれの分野で博士号を持つ専門家であり、私的資金で運営されている
NIDS(National Institute for Discovery Science)という研究調査機関
のスタッフです。この機関の評議委員にはUFO研究家のジャック・ヴァレ氏
やアポロ宇宙飛行士のエドガー・ミッチェル氏らいずれも博士号を所持する各
分野の専門家が名を連ねています。
今回のリポートの詳細は専門的な記述になっていてとてもすべてを読みとく
ゆとりはありませんが、個人的にはかなり信頼していい資料ではないかと受け
止めています。
前述の(1)から(10)の検死結果から私なりに推察すると、この牛は病死
とか事故死、あるいは猛獣などに襲われたような一般的な死因に該当しないと
思われます。数百キロはあると思われる一頭の牛の死体が無造作に放置されて
いることもきわめて異常です。軍などの秘密実験であれば放置などしない、と
考えるのが順当でしょう。
爆裂したような心臓の状態や、妊娠した徴候があるのに胎児の形跡がないと
いうのも不思議です。人間の女性のアブダクションケースにも、たしかこのよ
うな事例があったはずです。また今回発見された青色のゲル状の物質とは何な
のでしょう。こうした数々の謎が、ボランティア的な科学者や専門家たちによ
って今後少しずつ解明されることに期待するしかありません。
1999/07/20
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