
謎の人物モーリス・K・ジェサップ
40年前に「月面に氷の隕石」説を支持
「月面に氷湖」の発表
米国防総省の月面探査機「クレメンタイン」が「月面の南極に氷湖」の発表を受けて。
「月面に水分」程度なら、ドン・ウイルソンの『月の先住者』(たま出版)や水島保男氏の『新第3の選択』(たま出版)等で言及されましたので驚きもしないのですが、「氷の湖」とは驚きです。彗星の衝突によってできたクレーターの底に水が堆積したもののようですが、漆黒の空に浮かぶ青い地球が月面の氷湖に反映する光景は神秘的かもしれない。
地球より軽い重力の下でスケートをするとどうなるか、月面宙返り(ムーンサルト)を試してみたい気もします。月面氷でオンザロックやカクテル(クリスタルムーン?)を作ったらどんな酔い方をするか、月面の氷を解かしてお湯を沸かし、満天の星のドーム内に茶席を設けてお点前を味わうなどいろいろイマジネーションが膨らんで楽しい。
それ以上に、大量の水の存在は月面中継基地の建設に重大な橋頭堡を得たことになります。中国も独自に月面探査の構想を打ち出したようですが、各国が競って月に進出することによって月面にまで国境線を持ち込んでもらいたくないものです。
1996/12/14
関連ファイルへ
UFOエニグマのエッセンスに精通
「月の海」の名付け親はガリレオだそうで、彼が1610年に自製の望遠鏡で月を眺めたさいに、黒ずんで滑らかな部分をラテン語で海を意味する「マレ」と名付けましたが、その後の天文学的な常識では「月の上に水が存在せず、月の状態が地球上のどれほど乾燥した砂漠よりもまだ乾燥したものであることは全く確実となっている」と、ビッグバン理論の提唱者でもあるジョージ・ガモフは述べています。(ガモフ全集9『月』/白揚社/1952)
しかしこの時代にモーリス・K・ジェサップは、「月面の氷」に関してUFO的な見地から言及した、『天文学とUFO(原題:The Expanding Case for the UFO)』(たま出版)という本を書いています。この本は著者が謎の自殺を遂げる以前に書かれたもので、天文学者であったジェサップは、月面の謎に関して当時の常識とは別の考え方を展開しました。
ジェサップは、気象現象の一つとして地上に落下する巨大な氷塊の記録に注目し、竜巻や雹とは異なる「氷の隕石」が落下したものだとすれば、「氷隕石」は月面にも降り注いでいるはずだと考えます。このような考え方から書かれたファウトの『月』という本に触れ、「宇宙には氷があり、ひょっとして地球と同様、月にもぶつかっているのだとしてもよい。月の一日の間に表面温度が氷点を越えた時は、月面で氷に覆われた部分の大きさが変動する、と同意してもよい」と書いています。
それから40年後の今日、米国防総省が打ち上げた月探査機クレメンタインが月の南極においてその事実を物語るレーダーの観測データを地上に送信し、海軍や空軍の研究所等の専門家チームによる解析論文がインターネットで簡単に入手できるようになりました。
『神々の指紋』が国内でもベストセラーになっていますが、ジェサップはすでにこの当時、マヤやインカなどの遺跡に強い関心を持ち、現地の探検も行った上で、「これらの巨石構造物はインカ人が建てたのではなく、洪水前時代にある種の空中船から操作される浮揚装置の助けによって建築された」という考え方に到達したようです。そしてあの謎のフィラデルフィア実験に巻き込まれ、1959年、不可解な状況の中で自殺を遂げました。
1996/12/18
関連ファイルへ
サブメニューに戻る
---aquara